実際の外壁塗装の見積書

外壁塗装　A社の見積書の詳細

外壁塗装、屋根塗装など家全体の塗装工事の見積書

外壁塗装　B社の見積書の詳細

外壁塗装、屋根塗装など家全体の塗装工事の見積書

外壁塗装　C社の見積書の詳細

外壁塗装、屋根塗装など家全体の塗装工事の見積書

塗装会社3社の見積書の比較した結果

管理人

上記の合計金額が足場、外壁、屋根塗装など全ての金額です。最高額と最低額の差額は「112,000円」です。平均合計金額の10％くらいの差額ですので大きい数字だと思います。金額だけ見るとC社を選びたくなりますよね！？でも実際は違いました。

3社の見積書の問題点

• A社：タスペーサーが入っていない。化粧胴差の補修項目が無い。
• B社：足場代が少し高い。塗料名が無い。雨戸など付帯塗装の塗装回数の明記無し。
• C社：外壁の塗装面積の数量が大幅に多い。塗料名が無い。

3社の見積書の妥当性・良い点

• A社：数量、単価とも平均か平均以下。
• B社：塗装面積の数量が平均か平均以下。化粧胴差の補修項目がある。
• C社：化粧胴差の補修項目がある。

下記「3社の見積もりの中で重要な部分を比較」から分かった結論は、 A社の見積書が１番良い と言うことです。

A社は金額が１番高いのですが見積もり内容がとても良く信頼もおけます。また見積書内で保証に関しても明記してあります。

A社の見積書にシーリングなど一式の項目があり気になる方がいるかと思いますので見積書での「一式」について少し説明をさせて頂きます。見積書の項目で「一式」と書いてあるとダメ！など書いてあるホームページを見かけますが、実際は違います。ダメな場合もあれば良い場合もあります。

ダメな場合は、手抜きや価格を上げる為に「一式」を使う場合です。

良い場合は、細かく項目を加えると項目毎に金額を入れる為に価格が高くなるので「一式」などの形を取り、まとめた金額表示することで価格を下げたり取り過ぎないようにするためです。

下記3社の見積書を見ても分かる通り仮設足場一つでもA社のように仮設足場としてネット、屋根足場をセットにしている為、金額が下がる。

管理人

「一式」「項目をまとめてある」見積書の良し悪しを見分けるポイントの一つが内訳書や詳細が有るか無いかです。

A社の見積書は全般的にそうですが、項目をまとめて一つにしています。そして見積書の下部に塗料名や塗装回数、足場のネット、高圧洗浄の圧力、保証年数などを明記しています。

このように明記してあり保証年数も書いてあることから保証書の発行もあると思われます。

管理人

塗装する建物の塗装面積の数量や塗装単価の相場がわからなくても、このように信頼できる見積書！と見分ける事ができます。

3社の見積もりの中で重要な部分を比較

外壁塗装の仮設足場の見積もり

見積書内の仮設足場に関して

• A社は仮設足場として飛散防止ネットと屋根足場を込みで見積りしている。
• B社は仮設足場、飛散防止ネット、屋根足場全て個々で見積もりしている。
• C社は仮設足場として屋根足場を込みで見積りし飛散防止ネットは別途見積もりしている。

仮設足場の見積もりのまとめ

仮設足場だけの見積もりを比較するとA社が良心的で良さそうな見積もりになります。仮設足場の平均相場価格より少し安い値段が出ているので自社で仮設足場を用意していると思われます。

仮設足場は外注する塗装会社が多いですが、やはり自社で用意してある場合には価格も安くなる傾向が多いです。

C社は足場の数量が大幅に多く単価も高い為、A社とB社の価格差が既に10万円を超えています。

B社の価格は、平均相場価格帯の中で最高値レベルの価格です。ギリギリで相場内と言える範囲です。

仮設足場の平均価格を考えるとA社が妥当と考えられます。

延床面積30坪くらいの一戸建ての平均足場代金は15万円前後ですのでC社の数量と単価が高い事がわかります。「仮設足場について」のページで足場の平均価格や計算方法などを解説していますので参考にして下さい。

外壁塗装と屋根塗装の工事を頼んでいる方からすると塗装工事に費用を使って欲しいですよね。

下の表と解説で分かりますがC社は足場代が高い為に外壁、屋根、付帯部の塗装の値段で調整して一番安い価格の見積書を提出しています。

この手の見積書ですと、結構だまされてしまうことも多いのでは？と思います。気を付けてください。

外壁塗装と屋根塗装の見積もり

見積書内の外壁塗装に関して

• A社は使用塗料名を明記し3回塗りをまとめて見積もりしている。
• B社は使用塗料名を明記無し下、中、上塗りを個別に見積もりしている。
• C社は使用塗料名を明記無し3回塗りをまとめて見積もりしている。

外壁塗装、屋根塗装の見積もりチェックポイント

管理人

A社の数量は妥当の範囲です。塗装単価が一見高く見えますがA社のみ塗料を明記しており単価としては妥当です。

 

明記してある塗料「日本ペイント　ファインシリコンフレッシュ」材工価格などが掲載されています。

管理人

B社の数量は妥当の範囲です。塗装単価ですが塗料が不明の為判断できません。

 

また塗装単価が400円から600円になっていますが上中下塗りを別々に見積もりしている為です。

 

下塗り400円、中塗りと上塗りが各600円ですので三回塗りまとめての塗装単価は1600円になります。

管理人

C社の数量は延床面積36坪弱の一戸建ての数量にしては多すぎます。塗装面積が多くなる形状の戸建なら考えられますが他社が通常の数量を明記していますので計算間違いか意図的に増やしていると思われます。

 

B社の数量と比較すると72㎡も多く差額を出すと114,300円も高くなります。

 

仮設足場の価格が高すぎるC社は、外壁の塗装面積の数量も多いが塗装単価を安くしているのと付帯部の単価を安くしている事で全体の価格を下げています。

 

ぼったくの見積書とまでは行きませんが、肝心の塗装部分に費用をかけていない事は明白です。塗料も良い塗料を使っていないだろうと推測できます。

外壁塗装、屋根塗装の見積もりまとめ

C社は、見積書の金額が一番安いが足場に費用が多く掛かっていて塗装の費用を削られている内容の見積書である。また使用する塗料名の記載もないことで余計に塗装に関しての不安が大きくなる。

B社の見積書は屋根の塗装面積が少し多いが、下塗りと中上塗りの単価を分けているし良い見積書かと思います。残念な点は塗料名や保証内容などが無い事です。

管理人

A社の見積書は、ザックリしている感じですが塗料名や塗装回数、保証内容など詳細があることが良いです。

 

数量や価格も平均か平均以下です。塗料も良い塗料です。

 

この3社の見積書を比較して、どれを選ぶかと言うとA社が良いでしょう！

※本来は、このような見積書を確認して疑問点など「使用塗料は？面積が多すぎるのでは？」など塗装業者と話し合いをして納得行く塗装業者を選んでください。

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