外壁塗装で使用する塗料は水性塗料と油性塗料(溶剤)がある
外壁塗装で使用する塗料の油性と水性
各塗料の水性と油性
外壁塗装で使用する塗料には水性と油性がある
水性と油性塗料には1液型と2液型がある
水性塗料と油性塗料には、1液型と2液型がある
水性塗料と油性塗料の比較
水性塗料と油性塗料のメリット、デメリット
水性と油性の比較
比較表 | 水性塗料 | 油性塗料 |
---|---|---|
主成分 | 水 | 有機溶剤 |
価格 | 安い | 高い |
臭い | 臭わない | シンナーを使う為に臭う |
光沢性 | 普通 | 高い |
密着性 | 普通 | 強い |
液型 | 2液型もあるが、1液型が支流 | 1液型、2液型の両者が使用される |
保存保管 | 注意無し | 注意が必要 |
特徴 | 現在の主流塗料 | 昔からある塗料 |
油性塗料(溶剤)の臭い
油性塗料は主にシンナーの臭いがします。油性塗料には溶剤、弱溶剤と二種類ありますがシンナーには色々と種類があり簡単に言うと弱溶剤は弱いシンナーを使用している。溶剤は普通のシンナーを使用していると言う形です。
油性塗料の有機溶剤はVolatile Organic Compoundsと言う揮発性有機化合物が多く用いられています。Volatile Organic CompoundsはVOCと略されます。シンナーもその一つです。
このVOC(揮発性有機化合物)は、厚生労働省が13種類の有害化学物質と室内の濃度指針値を定めたガイドラインがあります。少し難しくなってしまうので簡単に説明すると、VOC(揮発性有機化合物)は、シックハウス症候群の原因の一つとして考えられていて厚生労働省から有機溶剤などを使用して仕事をする人に健康診断を定めたり、施工する13の用途によって濃度の指針値を定めたりしています。
シックハウス症候群、この名称を聞いたことがある方も多いと思います。シックハウス症候群に対してホルムアルデヒドの基準値が記載されている商品などを見かける事も多いと思いますがVOCもシックハウス症候群の原因と考えられる化学物質のひとつです。
外壁塗装で使用される油性塗料は、長期間汚れが着き難い、密着性が高いなど利点も多くありますが環境問題や人体への影響などから公共施設などへの使用が減り各塗料メーカーが水性塗料の開発に力を入れ油性塗料の性能と互角や油性塗料の性能より良い水性塗料の開発に成功しました。開発当時は水性塗料は高価な塗料でしたが普及により価格が下がり油性塗料より安価で性能も同じ程度になり現在支流の塗料となっています。
水性と油性、どちらが良いの!?
現在の支流は水性塗料
油性塗料を選ぶ時は、こんな時!
近隣も含め臭いが強い事と価格が少し高めでもツヤと汚れが付着しない期間を水性より少しでも長くしたい。(建物の環境と状況で変わりますが3年から5年前後)
外壁塗装で木部や鉄部などの塗装面積が多い場合。理由は、油性塗料は密着性が高い事から鉄部や木部に適して言います。また仕上りも良いです。
同じランクの塗料で水性、油性の耐用年数は、ほとんど変わりません。ツヤの維持期間と汚れの付着しない期間が油性塗料の方が長くなります。
水性塗料を選ぶ時は、こんな時!?
塗装する建物が近隣と密接していて迷惑を掛けたくない、自身や家族、妊娠中、赤ちゃんがいる、小さい子がいてアレルギー(シックハウス症候群)などが気になる。
赤ちゃんや妊婦さんがいる場合には水性塗料しか選択肢は無いと思います。油性塗料を選択する場合には、塗装期間中は実家に帰るなど臭気を感じない場所に行かなければいけません。
塗装する建物が鉄部、木部は少なく一般的な住宅で高い性能に上がっている水性塗料で十分に満足できる。
水性塗料と油性塗料のまとめ
基本的に水性塗料が良い
水性塗料の性能が上がっている
油性塗料がVOCなど人体や環境に害があることから厚生労働省で基準を定めてから公共施設などの施工が減少し需要が少なくなった事や人体や環境に優しい水性塗料の開発が進み水性塗料の性能が油性塗料と変わらない状況になっている。
以前は高価だった水性塗料は需要と共に安価になり性能と価格のバランスも良く一般の戸建やアパートなど様々な外壁塗装、屋根塗装に支流として使用されています。
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250万円の見積書が95万円になり【155万円も安くなった】
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外壁塗装、屋根塗装に、こだわりが無い方は、水性塗料を選ぶと良いと思います。塗料メーカーから出されている水性塗料の耐用年数は、油性塗料と変わりませんし施工中の臭いも気になりません。
また、どの塗装会社も水性塗料の施工実績は高いと思います。油性塗料の溶剤2液型などはプロ中のプロが使う塗料など言われるほど施工や保管などが難しい塗料です。
その点、施工実績の高い水性塗料なら施工面でも安心です。油性塗料の溶剤2液型を使用して、しっかり施工できるかを確認するのは至難の業です。
最後に、予算や家族構成、近隣の状況などを踏まえて水性か油性を選び、実際に施工する塗装会社とも相談して、ご自身、ご家族で話し合って選び決めましょう。