神奈川県の外壁塗装の見積書(一戸建て)

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外壁塗装と屋根塗装の見積もり

神奈川県の一戸建ての外壁塗装の見積もり事例

神奈川県の外壁塗装の見積書を比較

一戸建て 延床面積54坪(179㎡)の外壁塗装と屋根塗装
建物詳細
  • 所在地:神奈川県
  • 築年数:15年
  • 建物規模:一戸建て(2階建て)
  • 延床面積:54坪(179㎡)
  • 塗装歴:今回が初めて
  • 外壁の種類:サイディング
外壁の状態
  • シーリングの劣化が激しいところがある
  • 屋根材の劣化

「外壁塗装と屋根塗装」2社からの見積書

A社の見積書①

外壁塗装の見積書

A社の見積書②

外壁塗装の見積書

B社の見積書

外壁塗装の見積書

外壁塗装の見積書 A社①

外壁塗装の見積書

外壁塗装の見積書 A社②

外壁塗装の見積書

外壁塗装の見積書 B社

外壁塗装の見積書

神奈川県の塗装業者2社の見積書を比較

項目 塗装業者-A 塗装業者-B
合計金額 1,262,000円 1,180,000円

上記の合計金額が足場、外壁、屋根塗装などすべての金額です。2社の差は「82,250円」です。金額だけ見ると安いB社を選びたくなりますよね?でも見積内容はどうでしょう?

管理人
管理人

この塗装業者2社から見積書を考えていきましょう。

塗装業者2社の比較

2社の問題点

  • A社:屋根、外壁の塗装面積が平均。
  • B社:足場、外壁、屋根の面積が平均よりかなり低い。
管理人
管理人

A社の見積書は、項目が多く2枚になっていますが下塗り中塗り上塗りなどの単価が分けられていません。

 

またB社と比べると各施工面積が全体的に多くみえますが適正な施工面積内です。

塗装業者2社の各施工面積の比較
項目 塗装業者-A 塗装業者-B 面積の差
仮設足場 265.0㎡ 227.4㎡ 37.6㎡
高圧洗浄 325.0㎡ 270.5㎡ 54.5㎡
外壁塗装 185.0㎡ 149.2㎡ 35.8㎡
屋根塗装 140.0㎡ 121.0㎡ 19.0㎡
その他塗装 205.0㎡ 173.1㎡ 31.9㎡
管理人
管理人

A社とB社の各施工面積の差が最低で19㎡、最高で54.5㎡あります。

ここまで数量の差があると、別にもう1社、又は2社の見積もりが必要になると思います。その見積もりの施工面積と今回の見積書の施工面積を比較して建物に対する施工面積が、どのくらいが正しいかを確実に判断すると良いです。
塗装会社によって施工面積の計算方法の違いや施工面積に入れる部分と入れない部分の違いなどがあると思いますので、20㎡くらいまでの差は妥協の範囲かと思います。20㎡と言うと1坪3.3㎡ですので〔20㎡÷3.3㎡=6.06〕なので6坪くらいです。1坪は2帖なので、20㎡は分かりやすく言うと12帖くらいの面積になります。
管理人
管理人

上記表の比較の最大差は54.5㎡ですので〔54.5㎡÷3.3㎡=16.5〕なので33帖にもなります。少し見逃せない数字になります。

仮設足場の施工面積と単価での比較
項目 塗装会社-A 塗装会社-B
仮設足場 265.0㎡ 227.4㎡
単価 550円 600円
価格 145,750円 136,440円

塗装会社Aの単価は50円安いですが、施工面積の施工面積が多いので塗装会社Bに比べて約1万円高くなっています。

管理人
管理人

仮設足場の平均価格は800円前後ですので、2社とも価格は良心的と言えます。

今回の事例の建物の延べ床面積は、54坪(179㎡)です。50坪(165㎡)の仮設足場の平均面積は250㎡前後になります。

塗装会社Bの仮設足場の面積227.4㎡は、延べ床面積40坪(132m2)の平均数値になります。

特殊な形状や屋根の勾配があり屋根足場の追加などの建物でない限り、塗装会社Aの仮設足場面積が正しいと思います。

外壁塗装と屋根塗装の見積もりを比較
項目 塗装会社-A 塗装会社-B
外壁の塗装面積 185.0㎡ 149.2㎡
下塗り単価 2,300円 900円
上塗り単価 1,600円
下塗り金額 425,500円 134,280円
中塗り金額 238,720円
上塗り金額
外壁塗装の合計金額 425,500円 373,000円
屋根の塗装面積 185.0㎡ 121.3㎡
下塗り単価 2,300円 1,000円
上塗り単価 1,700円
下塗り金額 322,000円 121,300円
中塗り金額 206,210円
上塗り金額
屋根塗装の合計金額 322,000円 327,510円
付帯部塗装 145,500円 179,570円
補修工事 120,000円 50,000円
仮設足場 145,750円 136,440円
総合計金額 1,262,250円 1,180,000円
塗装会社2社からの見積書のポイント
管理人
管理人

上記と同じように外壁、屋根塗装の見積もりを2社にしてもらった場合、数量だけを比較した場合でも判断が難しくなります。数量が少ない方が良いかと言うと、そうでも無く数量が少なくても単価がなどが高い時もあります。

管理人
管理人

やはり3社以上に見積もりをしてもらう事が大切です。3社以上の見積書を比較して建物の適正数量を把握すれば、納得の行く塗装工事が出来る事はもちろんですが、もし大幅に数量が多い塗装会社が気に入った場合には、数量をもう一度測って貰えるかを聞いて再度、面積を計算してもらう事も可能です。

意図的に数量をごまかしている会社もありますが、あっては行けませんが計算間違いをしていることもあります。

繰り返しになりますが3社以上の塗装会社に見積もりしてもらい建物の適正な施工数量を把握しましょう!

塗装業者2社の見積書のまとめ

塗装会社B社がA社より価格が安いから良いのでは無く内容を見てみましょう。

 

各施工面積の数値は、塗装会社Aが適正です。B社は少し少なすぎます。

施工面積が少ない塗装会社Bは、各単価が高いかと言うと逆にA社と比べて安い項目が多いです。

それでは、塗料を安い物を使って帳尻を合わせているのかと調べると!B社の方が良い塗料を使っています。A社の外壁の塗料はSK化研のプレミアムシリコンで材工価格が2,050円/㎡です。

 

B社の塗料は日本ペイント オーデフレッシュSiで材工価格が3260円/㎡です。

A社は材工価格が2,050円/㎡を2300円/㎡。B社は材工価格が3260円/㎡を3200円/㎡としています。

B社は施工面積が少ないと言うこと以外、全てにおいてA社より良いです。まぁ施工面積が少ない事は、こちらに取ってプラスになりマイナスになることはありません。ですが材工価格と単価の適正性などを見積書から確認すると、建物の開口部(窓など)が多く施工面積はB社が適正なのでは?と思えて来てしまいます。実際に建物を見ないと何とも言えませんが・・・・

今回の見積書の事例の比較は、塗料の質、見積書の作りや内容、価格と全てにおいて塗装会社Bが良いという事になります。

B社に、塗装工事を依頼する場合は、内訳書と作業工程表、保証書の提出をお願いしてから契約すると良いでしょう。

管理人
管理人

A社ですが、この建物の規模と使用塗料でみると良心的な塗装業者です。B社が居なければ通常はA社に塗装工事をお願いしてしまうと思います。比較したB社が、良すぎたと言う事例になります。

 

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