外壁塗装工事の下請け施工
外壁塗装工事の契約を取った会社が別の会社に塗装工事を全て任せてしまう事を丸投げといいます。工事代金が変わる訳でもないし、しっかりと塗装工事をして貰えるなら下請け業者が施工しても良いんではないか?下請け会社が施工しても問題がない場合と問題がある場合について解説します。
外壁塗装工事を下請け業者がする
下請け業者が施工しても問題が無い場合
大手ハウスメーカー
家を建てたハウスメーカーが10年点検などの時に外壁塗装と屋根塗装を勧められる事が必ずと言って良いほどあると思います。
大手ハウスメーカーなどは、外壁塗装工事の契約を取り実際の施工は下請け業者がしまが下請け業者の管理や施工の責任、保証なども付くでしょう。このように下請け業者に施工を任せても管理や責任、保証をしてくれれば、問題はありません。
実際に見積もりを取れば分かる事ですが大手ハウスメーカーで外壁塗装工事をすると驚くほど高額になります。塗料や塗装方法や機材などは、ほとんど変わらないので自社の利益と下請けが手抜きをしないだけの施工金額を渡す事によって工事価格が高くなるのだと思います。
大手だからと言って安心できる時代ではありませんが、高額でも保証や安心を優先する場合には下請け業者が施工していても大手ハウスメーカーで塗装工事をすれば問題が無いと思います。
地元の工務店や小規模のハウスメーカー
工務店やハウスメーカーが塗装職人を雇っていることは無いので、やはり下請け業者が施工します。工務店やハウスメーカーは契約を取るだけです。
中間マージンで利益を上げる訳ですが、大手のように下請け業者の管理や責任、保証などについては、各々違うと思いますので細心の注意と施工内容などを確認して下請け業者が施工しても問題ないのか?あるのか?を見極める必要があります。
外壁塗装工事を下請け業者でするとトラブルが起きる
下請け業者は利益が出ない
利益が出ない時に取る行動
中間マージンの相場は20%から30%になりますが3次下請け、4次下請けとなると50%もマージンを取られて施工している業者もいると聞きます。
中間マージンを取られて工事する会社も大変ですが、支払いをする私たちも契約だけを取る会社の利益の為に負担が増していることは間違いないです。
また中間マージンを、より多く取る契約会社の下請け業者は毎回同じ業者ではない事が多いです。利益がほとんどでない仕事を毎回やる業者は普通いませんよね。ですので下請け業者がコロコロ変わります。もし工務店などで外壁塗装の見積もりを取ったら施工する業者さんと話をさせてもらい毎回施工しているのか?今回が初めての施工なのか?など注意深く質問すると良いと思います。
本題ですが利益が出ない状況で塗装工事をする下請け業者の取る行動は「手抜き工事」になります。このような場合、多くは「手抜き」をしたくてしている訳では無く「手抜き」をしなくては生活が成り立たないので「手抜き」をしなくてはならない状況に追い込まれています。政府で「下請けいじめで面談調査」なども行われているほど下請け業者への強要が多いのが実態です。
手抜き工事
実際に行われている手抜き工事は「契約とは違う安い塗料を使う」「3度塗りを2度塗りしかしない」「既定の塗料の希釈率を無視して薄める」などなど材料費を浮かせたり人件費を浮かせたりして赤字や少しでも利益を出そうとします。
外壁塗装工事で手抜き工事をしようと思えばいくらでも出来るのが実情です。高圧洗浄から始まる塗装工事ですが高圧洗浄だって手を抜けます。通常、半日以上かかる塗装工事を数時間で終わらせてしまえば、下地調整など次の工程に進めます。次々に進むことで工事が早く終わり人件費が浮き、次の工事現場に行けます。
下請け業者の管理がズサンな会社や利益主義の契約だけを取る会社で契約をしないように気を付けましょう。
外壁塗装工事を下請けに丸投げする!まとめ
丸投げする会社を避ける
自社施工の業者を探す
基本的に契約だけを取り塗装工事をするのは下請け業者という流れの場合は、契約を取る為に営業マンが訪問します。10年点検でも訪問販売でも結局は訪問して契約を取ります。
ですので下請け業者に回す会社を避ける為の一つの方法は、訪問してくる会社と契約をしないことです。もちろん自身で探して問合せた場合にも下請け業者に回す会社も多くありますが、まずは訪問を避けることが大切です。
自分で外壁塗装工事を自社施工する業者を探す。
塗装専門店から探すと良いでしょう。見積もり、契約、塗装工事と全て同じ人がしている場合もあります。また、営業マンがいて塗装工事は職人さんがする塗装専門店もあります。一見見分けが着き難いかと思いますが、ホームページの会社概要などを見ると「資材置き場」などの詳細や自社の写真に塗料やハシゴなんかが写っているところもあります。
自分の目で自社施工する会社かそうで無いかを見極めて、損しない塗装工事をしましょう。
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