外壁塗装が本当に必要か?
外壁の塗装をするか?を考える時の多くの切っ掛けは「外壁の色褪せ」などにより外観が悪くなった場合や「ひび割れや亀裂」などにより補修が必要になった場合かと思います。
その他には「築年数」で考えて、そろそろ外壁塗装をしなくては・・・また「訪問販売」で外壁の劣化を指摘されたりする場合も多いかと思います。
築年数から塗装の必要性を考えてみる
新築で家を購入した場合
新築で家を購入した場合の多くは、外壁の塗装に使用する塗料をアクリル塗料と言う安価な塗料で塗装しています。アクリル塗料の耐用年数は5年前後になります。
ですので、アクリル塗料で塗装した新築の家は、5年前後で塗装するのが理想です。理想は5年前後ですが実際に5年前後で外壁の塗装をしている人は少ないと思います。塗装業者さん数社の話から推測すると、新築で家を購入してから平均9年前後で塗装している方が多いと分かりました。
アクリル塗料の耐用年数が5年前後ですが5年経過したらダメになるということではありません。塗装することで塗膜を作り、外壁を紫外線や雨(酸性雨)、排気ガス、ホコリなどから守っていますので、その効果が年々落ちてくると考えてください。
塗膜の効果が落ちるペースは、家の置かれている環境により変わってきます。アクリル塗料で塗装してある場合5年前後の耐用年数ですが、海風にさらされている環境では、5年の耐用年数を期待できないと思います。また、敷地が広かったりして近隣と離れて家が建っている場合なども全面に日当たりが良く、風も雨もモロに受ける環境でも期待耐用年数は下がると思います。
外壁の状態で塗装が必要かを見極める
外壁塗装の訪問販売には気を付けて
訪問販売の営業マンの言うことを鵜呑みにしない
悪質な訪問販売の営業マンが来て外壁のことを色々言うと思いますが鵜呑みにせずに、キッパリと断りましょう。悪質かどうか見抜くのは難しいので訪問販売は全て断りましょう。
悪質では無くても訪問販売の営業マンの経費があるので、訪問販売で塗装工事をした場合のほとんどが相場より高くなるので断って失敗することは無いと思います。
訪問販売の営業マンが言うことは「外壁の劣化」に関してアレコレ言います。そして「このまま放置すると・・・・」、そして高額な見積書を提出します。その後、破格な値下げをして「本日中に契約」と迫ります。だいたいこのパターンです。気をつけましょう!
塗装が必要か外壁状態を調べる
毎日、見ているようで見ていないのが外壁です。ましてや新築時と比べて色あせたか確認するなんて難しいと思います。新築時に写真撮影していて、その写真と見比べる事ができれば、ハッキリと外壁の劣化や色あせを確認できますが、その写真自体を探したりと色々面倒で外壁の状態のチェックは、ほとんどしない人が多いと思います。
訪問販売の営業マンが来て外壁の事が心配になったり、自身で外壁を見て色あせたなぁと思ったりした場合には、まず簡単なチェックをして下さい。
外壁の状態を簡単なチェック方法で確認
まず、外壁がサイディングなら壁と壁の間に充填してあるゴム(シーリング材)の劣化を確認して下さい。
写真のようにシーリングが痩せて壁とシーリング材が離れて隙間が空いてしまっています。この他にも「ひび割れ」などが起きている場合もあります。このような状況なら外壁塗装をする時期です。ただ訪問販売の業者でするのではなく、良い業者さんで塗装工事をしましょう!
次に外壁がモルタルなら写真のように「ひび割れ」があれば外壁塗装する時期です。ただ、塗装するに越したことはありませんが「ひび割れ」があるから、すぐ塗装工事をしなくてはいけないということではありません。
ひび割れがあっても表面がひび割れしているだけの場合と深層部までひび割れしている場合があります。深層部までひび割れした場合には、すぐにでも補修をした方が良いですが、すぐに雨が浸み込む事は、ほとんどありません。
モルタルの作りは、外側からいうと、「モルタル」⇒「金網」⇒「防水シート」⇒「下地板」となっていますので、すぐに雨が家の中に浸み込むことはありません。
外壁塗装が必要か?のまとめ
外壁の細かい箇所を確認して必要かをチェック
築年数や訪問販売員の指摘で外壁塗装が必要かをハッキリと判断することは難しいと考えます。
自身でしっかりと外壁の状態をチェックして、自分の家の外壁が塗装を必要としているか、まだ大丈夫なのかを、しっかりと把握して下さい。
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