外壁屋根を塗装する塗料の色選び

外壁塗装の色を決める時に塗装業者から色見本カタログなど渡されて色決めをしたりしますが、色見本カタログのサンプルの色は、実際に外壁と言う大きな面積に塗ると少し違って見えます。

この事は塗装業者も色見本カタログを渡す時にアドバイスすると思います。そうしないと完成した時に「イメージと違う」と問題になる事も多いですし、塗装業者としても納得して喜んで貰いたいと思いますので、色見本カタログと実際に外壁の塗装をした時の色の違いの説明があると思いますが、一応こちらでも解説しておきます。

カタログと外壁の色が同じでも見え方が違う事を「色の面積効果」と言います。

下のTシャツは、同じ「#ff7f00」と言うカラーコードのオレンジ色ですが、「オレンジの文字が書いてあるTシャツ」と「全てオレンジのTシャツ」を見比べると明らかに「全てオレンジ色のTシャツ」の方が明るく鮮やかで色合いが強調されているのが分かると思います。

色は、面積が大きくなると「明るく鮮やかで色合いが強調される」ので、そのことを頭に入れながら家の外壁を塗装する色選びをすると良いです。

どうせ色を変えるなら冒険して派手な色の外壁にしてみようか？と考える方も少なくありません。

派手な色の外壁は決して悪いわけではありませんが、ひとつ注意が必要です。

外壁塗装をする建物がお店や事務所などで目立つ為に、外壁の色を派手にする場合には何も問題は無いのですが、ご自宅の外壁の色を派手な色にする場合には「街並み」を考えましょう。

あなたのご自宅が建っている場所が、近隣と離れている場合には良いのですが近隣と隣接していたり数軒、数十軒と一戸建てが並んで建っていたりすると、皆、同じような色の外壁や外壁の色で人気のベージュ系やブラウン系などの色になっていると思います。

その中に一軒だけ「派手な外壁の色」になると、思っている以上に目立ちます。その事を考慮して派手な色にするかを考えてみて下さい。

白や黒は、アパレル系など様々なものに人気の色ですが外壁には向きません。大きな理由は「汚れが目立つ」からです。

クリーム色などはありですが外壁を真っ白、真っ黒の色にすると汚れが目立つ他に、街並みと合わない、重圧感が有る、植木などの緑を引き立たせ難いなど様々な理由があります。